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低い投票率

 数字ばかりいじって眼がかすんできたので,今回はちょっと一休みしよう.

 下の表は平成11年以降の都知事選について,東京23区の有権者数,投票者数,および当選者の得票数の推移を示している.有権者数が順調にゆるやかな増加を示しているのに対し,投票者数は大きく変動している.特に平成26年の投票者数は,いかにも低い.この選挙では16人もの立候補者があった.過去の事例では平成19年の14人,平成11年の19人など,立候補者が多かった選挙では,投票者数もそれなりに多い.平成26年の選挙では細川氏の立候補など話題も多く,なぜ投票率がこれほど低かったのか理解できない.何が原因で,これほど低い投票率になったのだろうか.

“票数の推移 グラフ.xls”のプレビュー.jpg
 図はクリックすると拡大表示されます.

 東京都知事選も含め最近はいろいろと「不正選挙」の噂が絶えない.「不正選挙」でネット検索すると,いろいろなブログやYouTube がヒットする.たとえば,
http://kaleido11.blog.fc2.com/?no=1757
は,衆議院選挙で「未来」に入ったはずの1000万票が消えてしまったと主張している.また,何の選挙のことだったのか忘れたけれど,投票所には長蛇の列ができていたのに,発表された投票率は異常に低かった,という指摘をする人もいる.

 選挙の結果に疑問を持ち,投票所の出口調査をした人たちもいる.参院選での出口調査の結果が,実際の選挙結果とあまりに違っていたという指摘もある.
http://blog.livedoor.jp/fuseikanshi/

 2012年の衆院選では,出口調査では自民党が苦境だ,と同党の三原じゅん子議員のブログが伝えている.ところが結果は....
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201212/article_198.html


 私は陰謀論は嫌いだ.ましてユダヤとか在日なんとかが日本を操っている的な議論には全くついて行けない.しかし「不正選挙を主張するのは陰謀論だ」と断定して実情を調べもしないというのは,もっとダメでしょう. 事の大きさを考えて欲しい.公平であるべき投票の結果が,もし「操作」されていたとしたら...?

 この国の進路を決めるのは国民の投票である.これほど重要な意思決定が「操作」されるなどということは,その可能性すら微塵もあってはならないことだ.ところが現状はそうでない.上記の出口調査をした人たちに対して現場で選挙を管理していた人たちは,警察に通報してこの人たちを排除しようとしたらしい.こういう姿勢では,選挙が正しく行われてないのではという疑いは膨らむばかりだ.今の政府,役人,マスコミ,その他の現状を見れば,まさか不正はないでしょうなどと言える状況ではない.

 選挙の現状を調査し,とことん検証することが必要だ.そして票数の操作などの不正が起こらないような選挙制度に作り変えて行かねばならない.

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