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参院選: 五大争点と三原則

 植草一秀さん.
 いつもながら明快な論旨だ.7月5日の記事は「参院選の5大争点」について書かれている.
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-2d68.html
 その論旨をなぞってみよう.下記でハイフン – で始まる文は植草さんの発言.その後に1行空けて私のコメントを書く.

 植草さんの言う「参院選の5大争点」とは:

1.原発.
- メディアは原発問題を取り扱うが、線引きがおかしい。線引きは、「再稼働の是非」だ。

 「地球村」は各政党の政策を比較している.その中では20年先,30年先に原発ゼロとする政党を,賛成と反対の中間に置いている.
http://www.chikyumura.org/election/
 しかし植草さんのように「再稼働に賛成か反対か」という切り口にすれば,話ははるかに明快になる.

2.憲法96条の改正
- 96条が改定されれば、憲法の改変が激しく展開されることになるだろう。主権者を守るのが憲法。憲法が破壊されることは、主権者が破壊されることに等しい。

 じつは私は「96条を改正しよう」という主張は冗談だろうと思ったが,本気でそう言っているらしい.安倍晋三は憲法をまるで理解してないので仕方ないにしても,それに同調する人の多い事,あきれるばかり.

 しかし本当の争点は,「自民党の改憲草案に賛成か反対か」でしょうね.これについては,また別の機会に.

3.TPP
- TPPは誰の目にもはっきりと分かり易い。グレーはない。黒か白か。そのいずれかである。

 注意すべきは,党中央が賛成・推進なのに,地方議員が「反対」の旗を掲げているケース.「候補者の意見より、党の方針が優先されます」と,「地球村」は注意を呼びかけている.

4.消費税
- 2014年の8%、2015年の10%への巨大増税が計画されている。これを是とする勢力と非とする勢力は明確に分かれる。

 消費税そのものへの賛否ではない.上記の増税計画に賛成か反対かという切り口で見れば,賛否がくっきり分れる.

5.普天間移設問題
- 辺野古移設を阻止しようとする政治勢力と辺野古移設を推進・容認する政治勢力は明確に区分できる。


 植草さんが述べている「参院選の5大争点」は以上です.主要な争点を挙げれば,確かにそうなると思う.
 ちなみにアベノミクスとか,国会の「ねじれ」問題,尖閣諸島,その他メディアがやたら強調する話題は,目くらまし,ないし囮(おとり)でしょう.

 たとえばアベノミクス.これは安倍政権の評判を参院選まで持たせれば良いというだけのアドバルーンです.そういう囮の話題に賛成だ反対だと言っていたら,本当に重要な問題を見逃してしまう.

- 参院選投票日まで、残すところ10日余りである。

 そうですね.真剣に考えましょう.植草さんは次のように結んでいます.

- 原発推進阻止・憲法96条改定阻止・TPP参加阻止・消費税増税阻止・辺野古基地建設阻止の考えを有する主権者は、この方針を明示している政治勢力に「清き一票」を託す必要がある。
1.棄権しない
2.自公みんな維新には投票しない
3.民主に投票しない
の基本三原則を確認し、これを確実に守り抜くことが必要だ。

 民主に投票しない,ですか.う〜ん.
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Ladybird

 shira様,nice!をありがとうございます.
by Ladybird (2013-07-11 02:02) 

ayu15

5つの項目で完全に自民党と対峙するのは共産党ですね。
好き嫌い別にして自民との対決を貫いてきた政党ですし。
民主は鳩山さんは明確でしたが後は2と3が・・・。



by ayu15 (2013-07-16 13:13) 

Ladybird

 共産党は1つの良い選択だと思います.とにかく自公みんな維新はダメで,民主もたぶんダメで,それ以外の政党に伸びてもらわねば,日本に明るい未来はないでしょう.
by Ladybird (2013-07-18 09:55) 

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