宮崎駿さん
スタジオジブリが出版する小冊子「熱風」が話題になっている.7月号の特集は「憲法改正」.
http://www.ghibli.jp/shuppan/
売り切れ続出のため,pdfファイルをダウンロードできるようにしたそうです.詳しくは上記ページを見てください.
以下は「第7官界彷徨」より転載.
http://plaza.rakuten.co.jp/articlenine/diary/201307190000/
(以下転載)
2013.07.19 胸を張って九条を世界に
今朝の東京新聞1面は、スタジオジブリの「熱風」の記事。
リード文はこんなふう
=「憲法を変えるなどもってのほか」。
スタジオジブリが毎月発行している無料の小冊子「熱風」の最新号で「憲法改正」を特集し、宮崎駿監督(72)などが寄せた記事が話題を呼んでいる。
全国の書店では品切れが続出。
ジブリ出版部は反響の大きさから、
「参院選の投票日(21日)前に読んでほしい」と十八日、急きょジブリ公式ページで公開を始めた。=
記事によれば、今回の特集「憲法」は、意見の分かれるテーマだけにためらいもあったが、参院選を前に「ジブリ」としての旗色を鮮明にしよう」と決めたそうです。
執筆はジブリの重鎮。
宮崎駿監督は
「選挙をやれば得票率も投票率も低い、そういう政府がどさくさに紛れて、思いつきのような方法で憲法を変えようなんて、もってのほかです。」と明言。
十日から全国の書店で配布した約5千部は、あっという間になくなった。
出版部にも「読みたい」と電話が殺到。
額田編集長は
「憲法を守るための最大の敵は国民の無関心。
興味を持ってもらえたのがうれしい。」(以下略)
(転載おわり)
宮崎駿さんは今日(7月20日)の朝日新聞にも出ている.内容は今日から劇場公開されるアニメ「風立ちぬ」について.「零戦設計者の夢」というタイトルの記事だ.零戦に対する宮崎さんの熱い思い入れとか,戦争という環境に投げ込まれてしまった技術者の心象風景に関心があるらしい.それにしても今なぜ零戦なのか.これについてはまた別の機会に書くことにしよう.「熱風」の記事では,宮崎さんは憲法改正はダメだと主張されている.
日本人の中には憲法改正が必要だと思っている人も多い.しかし,仮にそうだとしても,自民党の改憲草案はダメだ.それに憲法9条という防波堤をいま取り除いたら,日本軍は米国の手先としてベルシャ湾で殺し合いをさせられる.
明日は選挙.その結果次第で日本は,「戦争のできる国」になる.美しかったこの国が,坂道を転がり落ちるように崩壊して行くだろう.自民公明みんな維新に投票してはいけない.何よりも,棄権は絶対にいけない.
破局に向かうか踏み堪えるか,明日がその分岐点である.
http://www.ghibli.jp/shuppan/
売り切れ続出のため,pdfファイルをダウンロードできるようにしたそうです.詳しくは上記ページを見てください.
以下は「第7官界彷徨」より転載.
http://plaza.rakuten.co.jp/articlenine/diary/201307190000/
(以下転載)
2013.07.19 胸を張って九条を世界に
今朝の東京新聞1面は、スタジオジブリの「熱風」の記事。
リード文はこんなふう
=「憲法を変えるなどもってのほか」。
スタジオジブリが毎月発行している無料の小冊子「熱風」の最新号で「憲法改正」を特集し、宮崎駿監督(72)などが寄せた記事が話題を呼んでいる。
全国の書店では品切れが続出。
ジブリ出版部は反響の大きさから、
「参院選の投票日(21日)前に読んでほしい」と十八日、急きょジブリ公式ページで公開を始めた。=
記事によれば、今回の特集「憲法」は、意見の分かれるテーマだけにためらいもあったが、参院選を前に「ジブリ」としての旗色を鮮明にしよう」と決めたそうです。
執筆はジブリの重鎮。
宮崎駿監督は
「選挙をやれば得票率も投票率も低い、そういう政府がどさくさに紛れて、思いつきのような方法で憲法を変えようなんて、もってのほかです。」と明言。
十日から全国の書店で配布した約5千部は、あっという間になくなった。
出版部にも「読みたい」と電話が殺到。
額田編集長は
「憲法を守るための最大の敵は国民の無関心。
興味を持ってもらえたのがうれしい。」(以下略)
(転載おわり)
宮崎駿さんは今日(7月20日)の朝日新聞にも出ている.内容は今日から劇場公開されるアニメ「風立ちぬ」について.「零戦設計者の夢」というタイトルの記事だ.零戦に対する宮崎さんの熱い思い入れとか,戦争という環境に投げ込まれてしまった技術者の心象風景に関心があるらしい.それにしても今なぜ零戦なのか.これについてはまた別の機会に書くことにしよう.「熱風」の記事では,宮崎さんは憲法改正はダメだと主張されている.
日本人の中には憲法改正が必要だと思っている人も多い.しかし,仮にそうだとしても,自民党の改憲草案はダメだ.それに憲法9条という防波堤をいま取り除いたら,日本軍は米国の手先としてベルシャ湾で殺し合いをさせられる.
明日は選挙.その結果次第で日本は,「戦争のできる国」になる.美しかったこの国が,坂道を転がり落ちるように崩壊して行くだろう.自民公明みんな維新に投票してはいけない.何よりも,棄権は絶対にいけない.
破局に向かうか踏み堪えるか,明日がその分岐点である.
2013-07-20 09:45
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本当に大切な情報「だけ」は、大手メディアは流さないんですよね。
by shira (2013-07-20 19:00)
shira様,nice!とコメありがとうございます.
朝日新聞の記事は新聞の1面の3/4を使った大きなものでしたが,「熱風」の特集「憲法改正」については全く触れていませんでした.戦争を扱った作品の話題なので,憲法9条について作者がどう考えているかは,作品と無関係ではありえないと思います.この話題をじょうずに回避したのでは,という印象が残りましたね.
by Ladybird (2013-07-21 02:19)
自民の改憲はごめんです。
名前と中身がおおきく「ねじれ」います。
名前は
自由 民主
なのに
自由は制限されしかも「与えてやる!」に
民主だってねえ・・。どうも実際は共和??のようで・・・。
どこかの国の共産党と区別がつかなくなってきました。
by ayu15 (2013-08-04 22:16)
「共和」とは「王制でない」という意味でしょうね.王制(天皇制)を主張している自民党は,「共和党」とは名乗らないでしょう.まあ名乗っても,それを誰かが問題にするとも思えません.しょせん嘘つき政党ですから,その程度のレベルです.
いずれにせよ,あまりに時代遅れの憲法草案です.
by Ladybird (2013-08-05 03:56)